ピンククロス 防災ナース

避難生活や生活再建に重要な役割を担います


看護師資格を持っているが現在は、家庭に入っている潜在看護師(Sleeping Nurse)。現役として夜勤やフルタイムの勤務は出来ないが、折角とった国家資格を生かして何か私ができる事はないだろうか・・・・。看護師資格を持ちながら、種々な理由で現在就業していない「スリーピングナース」は約70万人。この国の人的資源と言えます。この地域の財産を掘り起こし、地域のコミュニティナースとして平時から「地域の健康」「地域の安全」を推進してまいります。災害後の避難生活や生活再建においては、医療知識と地域の生活者としての目線が潜在看護師のキャリアとして力を発揮すると期待しております。

防災ナースPINK CROSS防災ナースの役割は、医療者による災害支援でイメージされやすい、救命救急やトリアージや応急処置などの災害看護活動とは異なります。災害発生の瞬間から、災害後の避難生活、復旧から復興の時間の流れで、被災者が必要とするものが変わっていきます。災害で奪われた生活を再建する為には、「お金」「住まい」「仕事」「遺族」「精神的ケア」など、具体的な生活に密着した課題が多く、その為の手続きや必要な情報を速やかにつなぐ事が重要です。情報や手続きが分からない事、特に災害弱者、情報弱者(障がい者、子供、要介護者、独居老人、訪日外国人、在日外国人災害弱者、ペットなど)、災害関連死をいかに食い止めるか?これは大きなPINK CROSS防災ナースの役割です。

世界一の自然災害大国である日本において、平時からご自身の生活されている地域活動に重きを置いております。医療機関の中では「チーム医療」、地域医療においても「包括支援」として各専門職をチームビルディングに導く潤滑油的な役割を担う看護職。今後は地域の健康管理、地域の危機管理を行う、地域活動をする際にも、その能力は発揮されます。地域の自治体、企業、団体、個人と一緒に、またその隙間を埋めて連携を強化するBOND(ボンド)の役割を担います。PINK CROSS防災ナースのPROJECTは、全国各地域の自治体と連携して、地域のHUB的な役割を、地域に眠る潜在看護師の掘り起こしインフラ、プラットフォーム作りと地域密着の地域情報のDB蓄積を行い、地域活性化を推進致します。

「災害大国日本に住む」という事実を受け止めて、日々の生活の中に習慣化できる、減災に繫がる予防的な防災知識を普及するアクションです。生活者目線での防災知識を身に着けた看護師<防災ナース>が全国各地で活躍できる仕組みを作ることは、ワークライフバランスとしても、魅力的な新しい看護職活躍の場の1つとなり、子育てや介護中にも専門知識を生かしながら世の中に貢献できます。全国のネットワーク構築後は、地域での健康管理、危機管理の新たなる魅力的な職域として、継続的な地域の健康増進と、地域医療へ繋ぐHUBとしても活躍してまいります。

     

PINK CROSS PROJECT 2017

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